泣く演技


子役の演技で難関であり、よく注目されるのが、泣く演技です。子役でも泣く演技をしなければいけない時があります。 子供が感情をコントロールすることは非常に難しいことです。

しかし子供は感情表現が豊かです。その豊かさを利用して泣く演技は上手い子供もいます。私の周りにも泣く演技が上手い子供がいました。 その子にどうしてそんなに泣くのが上手いのか聞きました。

するとその子はこう言いました。「悲しかった時を思い出す。」例えば、飼っていた愛犬が死んだ時、お母さんにヒドく怒られた時などを思い出して泣くというのです。 これからも分かるように、その子は台本の話に泣いているのではなく、自分の実体験を元に泣いています。

子供が台本の流れで泣くということは、非常に難しいことです。しかし感情表現が豊かな子供は自分の実体験で泣けるのです。 私はそれを聞いてなるほどなぁと思ってしまいました。

しかしここで注意したいのが、あまりにも泣く演技に意識を向け過ぎる必要が無いということです。泣く演技にばかり意識を取られるばかり、他の演技が棒読みになってしまっては、意味がありません。あまり泣くことにこだわらず、一連の流れを意識しれ演技するのが望ましいでしょう。

ただ子供に一連の流れと言っても難しいものです。ご両親が意識して、子供が泣く演技にナーバスになっていないかを見て上げることも必要です。 泣く演技はそれほど上手くなくてもいいのです。それよりも感情が込められる演技が大切です。感情が込められれば、自然と泣く演技もできるでしょう。

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