学校との両立


子役を目指すと大変なのが、学校との両立です。子役になるともはや普通の学生生活が送れません。 学校休むことは当然のようにあり、授業にも出れないので勉強にも送れていきます。

小学生でもそのようなことがあるので、学校との両立、勉強を維持するのは非常に大変なことなのです。 小学校中学校なら義務教育なので、まだなんとかなるかもしれません。ただ高校となると話しが変わってきます。

あまり欠席が多かったり、成績が悪いと落第もしくは退学もあり得るのです。 私の場合は、高校入学する前に事前に高校側と親子で確認いたしました。 子役をしていたので、欠席はどのくらい許されるか、もっとも芸能界の仕事をしてはよいのか。

学校によっては芸能界の仕事自体禁止している学校もあります。バレれば即刻退学もあり得るでしょう。 従って私は事前に学校側と確認し、了解を得た上で受験に励みました。学校側からすれば異例のことだったと思います。

ただ高校から芸能界で活躍し始めた人は、厳しい学校のため自主退学した人も少なくありません。 そういう時は芸能界の仕事が許されるほとんど出席しなくてもよい学校か通信制の学校でした。 しかしそのような学校に通う人たちはほとんど青春を感じることができなかったかもしれません。

修学旅行やスキー合宿に行くのすら難しいのです。私の場合は、両親に車で送ってもらい、合宿の2日目から参加したこともあります。 撮影で参加できなかった合宿もありました。

また受験もあります。1年の半分以上を休み受験に挑むのですから、相当な努力が必要です。授業が全く分からないなんてこともザラなのです。 必死に塾に通わせてもらい受験に挑むこともあります。

従って子役の中には高校中退の人も少なくありません。私の場合はできる限り普通の子と同じように学生生活を送りたいと考え、 高校受験、そして大学受験を必死に勉強して、大学まで両親の協力のもと行くことができました。 子役にとって学校との両立はとても大変です。普通の子がする勉強の時間がありません。しかし努力すれば、必ず勉強もできますし、受験も突破できます。 ぜひ親子で協力して学校との両立を頑張っていただきたいです。

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