習い事の選択


子供の時は、習い事をする絶好のチャンスです。そろばんや習字に水泳、バレエ、英会話と私の子供の頃も、 周りの友達は多くの習い事をしてました。けれども、もし子役を目指すのであれば、習い事は選択していかなければいけません。

なぜなら子役を目指すということは、土日はレッスンで時間を取られ、撮影が入ると平日でも学校を休まなければいけない時が来るからです。 子役を目指すと普通の習い事ができないくらい時間を取られることもあります。従ってみんながするような習い事ができないのです。

これは部活でも同じです。学校の部活は平日でも土日でも練習や試合があります。私は子役を目指す時、大きな選択をしました。 それは演劇をするのか、スポーツをするのかの選択です。スポーツをする部活なら、ほとんどの部活は全出席が当たり前でした。 撮影だからといって部活を休むことは許されません。

私は当時、大変この選択に悩みました。そして子供ながら自分の人生を大きく左右するだろうことを悟りました。学校の校庭でスポーツをする子供たちを悩みながら見つけていたことを、スポーツをしていた子供たちの風景を今でも思い出すことができます。それくらい大事な選択だったのです。

私はスポーツを諦め、演劇を選びました。この選択には後悔してません。なぜなら演劇を目指したことで、決してお金では買えない大きな経験を得たからです。 しかしその反対にスポーツを犠牲にしました。それでもスポーツは好きだったので、休みながらでもできるスポーツに参加してはいました。

ただ時たま、あの時スポーツを選んでいたらどうなっただろうと思うことは今でもあります。また今度生まれ変わるなら、スポーツを選んでいた人生を経験したいと思うこともあります。スポーツに対する執着が凄くあるので、大人になると逆にスポーツにのめり込みました。学生時代に味わえなかった青春を取り戻すかのように没頭しています。

このように子役を目指すことは何かを犠牲にすることでもあります。しかしこれは子役に限ったことでもないかもしれません。 ただ子供にとって何かを犠牲にすることはとても大きなことです。大切な選択だからこそ、親子できちっと話し合うことが大事ですね。

このページの先頭へ