崩れていく子役


ずーっと子役でいることはできません。子役は誰でも大人になる時がやってきます。 そして大人になるにつれて、色んな意味で崩れていく子役もいます。

子供の時は誰しも可愛いです。しかし大人になると、その可愛らしさは無くなります。 子役時代は想像もしなかった姿が大人になると出来上がります。

ある子役は、大人になりハゲ、またある子役は大人になり太り、 子役時代の面影が無くなります。大人になると子役の可愛らしさが無くなるのです。

子役は、子役時代のイメージを引きずられます。そのイメージと大人になっても戦わなくてはいけません。 それが子役のツラいところです。

また子役で活躍し、莫大なお金を得ることで、価値判断もおかしくなります。 もしまだ子役である子供が、莫大なお金を手に入れたら、果たして自分をコントロールできるでしょうか。

大人でさえお金に目がくらみます。子供なら尚更です。アメリカでも有名子役は、その後堕落する傾向にあります。 なぜなら子役たちは自分をコントロールできないのです。周りの人や、お金や知名度の力が強すぎて、 自分ではコントロールできずに人格が崩壊していきます。そしてお酒やタバコ、またはドラッグに手を染める子役出身者もいます。

このように子役で活躍すると、想像以上のお金や力が手に入ります。そしてその力はまだ小さな子供がコントロールできるようなものではありません。 一度アクセルを踏んだ車は止まること無く、暴走して奈落の底へ落ちていきます。そうなると二度と這い上がれません。多くの子役はその道を進んできました。

もし子役が活躍し出したら、家族や周りの相当な強力が必要です。芸能界は現実離れしすぎています。華やかであり大人の世界です。私も現場から学校に戻った時、 学校はなんて子供染みた世界なのだろうと、つくづく思いました。それほど芸能界は違う世界なのです。

ですから子供はその世界に惑わされます。あたかも大きな力を得たかのように、狂ってしまう時があります。 周りの家族はぜひ価値観を教えて上げてください。芸能界の価値観は異常なところがあります。 それでは正常に生きていきません。地に足をつけた生活感がとても大切です。

このページの先頭へ