最近でも、芸能人の自殺が大きくニュースで取り上げられています。
なぜ、芸能人が自殺するのか、芸能界にいたことがある身として、お話します。
芸能界はとても狭い世界
まず、芸能界はとても狭い世界です。
限られた人たちしか会いません。
また、芸能界は特殊であるがゆえに、話せる相手もいません。
とにかく、限られた空間でしか動かない、もしくは動けなくなるため、どうしても狭い世界でしか物事が見れなくなりがちです。
ちやほやされ周りが見えなくなる
また、売れれば売れるほど、周りからは当然のようにちやほやされます。
だからこそ、普通の世界が見えないのです。
一般的なものの見方ができず、華やいだ世界に惑わされ、精神的不安に陥ることがあります。
常に比較・競争の世界にさらされる
芸能界は常に競争です。
誰が売れているか、誰が視聴率を取れるのか、誰が演技が上手いのか、常に戦いです。
なので、たとえ売れて有名になったとしても、心が休まることはありません。
むしろ、有名になるほど、後を追うものがたくさんいるので、心が安定しないのです。
自分が何者かわからなくなる
また、数々の役を演じるほど、自分が何者なのかわからなくなるときがあります。
常に役を演じ続けていると、本心を見失いがちです。
結局本当に頼れるひとがいない
結局、有名になるほど妬みもあり、また競争も激しいので、誰にも相談できないのです。
はたから見れば大したことない悩みに見えても、当の本人は相当苦しんでいます。
その苦しみが積もりに積もり、耐えきれずに、命を落としてしまうのでしょう。
誰にも相談できない、狭い世界で生き続けることが、芸能界で生きる人たちにとって、とても苦痛であり、大変なことなのです。
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