2024年5月2日、脚本家の小山内美江子(おさない みえこ)さんが、老衰のため死去(享年94歳)しました。
小山内美江子さんは映画監督を目指していた
小山内美江子さんは、もともと映画監督を志していましたが、
女性は助監督にもなれない時代だったため、
監督の隣で仕事ができる記録係として10年働き、
その後、深作欣二氏らと出会い、アクションものを手掛けます。
結婚・出産・離婚
小山内美江子さんは、その後結婚をして、長男を出産、そして離婚をしてシングルマザーとなります。
ちなみに長男は、俳優の利重剛さんです。
教育や育児への思い「3年B組金八先生」
小山内美江子さんは、出産や子育てを経験し、教育や育児への思いを込めて「3年B組金八先生」の脚本を手掛けるようになりました。
その時代の社会問題を上手く捉えて、毎回高視聴率を叩き出しました。
TBSスタッフとの行き違い
一方で、小山内美江子さんとTBSスタッフで行き違いもあったようです。
それを象徴するかのように、小山内美江子さんは、「3年B組金八先生」の第7シリーズの第11話以降から降板しています。
主演の武田鉄矢氏も、この件については認めており、第3シリーズくらいから関係悪化は続いていたと言います。
小山内美江子さんの番組への思いは『さようなら私の金八先生(講談社)』で伺い知ることができます。
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